3.青い空を青く撮る。 *おまけ。虹ができる条件。
2012年02月21日 - 帰国後

今回は空を青く撮る方法。
カメラの設定をいじる前に、「太陽の位置」を気にして欲しい。
空が青く撮れる時は
『太陽が自分の後ろにあるとき(順光という)』

じゃあ、『太陽が目の前にあるとき(逆光という)』はどうなるか?

こんな感じで空が白くなってしまう。
なぜ白くなるかというと、「露出がオーバーになるから」。
太陽は明る過ぎるから、その光が強過ぎて色が全部飛んじゃうってこと。
「じゃあ太陽が撮りたい方向にあるとき、空は青く撮れないの?」
って疑問が湧くと思うんだけど、答えは「撮れない」
その撮りたい方向で空もちゃんと青く撮りたければ「太陽が後ろにある時間帯」を狙っていくしか無い。
小学校の授業で習った様に、北半球では太陽は「東から昇って、南を通過して、西に沈む」

この写真は世界一周の時にタイのプーケットで撮ったもの。
このカロンビーチは西側を向いているビーチだから、こんな感じで綺麗な色を出して撮りたかったら午前中(太陽が東にある時)を狙って撮るしか無い。
午後には逆光の時みたいに白くなって綺麗に撮れない。
彩度とかコントラストとかあるけど、太陽の向きを意識できるようになると写真らしくなってくる。
*おまけ01
レンズに装着する「PLフィルター」というものがある。
これをつけると光の拡散を抑えてはっきりとした色を撮ることができる。サングラスでいう偏光レンズのこと。
ガラスなどの反射もなくなり、水面下にいる魚とかもしっかり見る事が出来る。
*おまけ02

この写真は逆光の状態。わざとレンズに太陽光が入る様に撮ったところ、全体的に白くモワっとした写真に。
「フレア」という現象が起きていて、このフレアをいい感じに利用するというわざもある。
逆光だから空は白くなっちゃってる。
*おまけ03
虹のできる条件を知ってるだろうか?
「雨上がりなど湿度の高い状態」はもちろん、太陽の位置が重要になってくる。
基本的に虹は『光源と真逆』にできる。
つまり『夕方は東の空に虹ができる』ということ。太陽は西に沈むから。
また、『真夏の正午』など太陽がほぼ真上にある時も虹はできない。地面があるから。
そんな感じで、湿度が高い日や雨上がりの晴れた時などは太陽の位置を気にして虹を探すと撮れるチャンスがグッと高くなると思う。
*おまけ04
逆光を上手く利用する。

逆光の良さもある。
1.影ができないので肌が綺麗に撮れる
2.被写体の輪郭に光が回り込んで縁が光って見える。
この辺は最近意識出来る様になってきた。
ポイントは『露出を被写体(暗い部分)に合わせる』ということ。
背景に露出を合わせると只の暗い写真になるので注意。
帰国後はこちらにブログを書いてます。
http://t-azuno.com/

TRACKBACK
コメント
コメントの投稿
前の記事:raw現像について
次の記事:2.背景をボカす。 絞りの話。レンズの話を少し。
ーヒトマワリヒトリタビーHOME